タイトル | デート・ア・ライブ |
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原作・作画 | 橘公司・つなこ |
出版社 | 出版社:富士見ファンタジア文庫 |
地球に現れるだけで周囲に甚大な被害を及ぼす精霊と呼ばれる少女たち。
少女たちの力を封印する能力を持つ少年、五河士道。
しかし、精霊の力を封印するには彼女達の好感度を上げる、つまりデレさせることが必要で――。
士道と精霊達を巡るラブコメ&バトル物です。
デート・ア・ライブのあらすじ紹介
精霊と呼ばれ、地上に現界すると共に「空間振」という大爆発を引き起こす少女達が出現するようになって30年。
少年、五河士道は普通の高校生活を送っていたが、一人の精霊との出会いの直後、
義理の妹であり精霊を救うための秘密組織「ラタトスク」の司令官である五河琴里から、自分が精霊の力を封印する能力を持つことを知らされる。
精霊の力を封印し、世界と少女を救う方法――それは、対象である精霊の少女の好感度を上げ、キスをすることであった。
そうして、五河士道は数々の精霊と出会い、デレさせるための戦争(デート)をすることになる。
デート・ア・ライブのネタバレ・今後の展開
士道が出会い、デレさせていく数々のヒロイン。
精霊はそれぞれ「天使」と呼ばれる武器と、「霊装」と呼ばれる盾を身に纏う。
第一の精霊、夜刀神十香―――士道が初めて出会う精霊であり、美しい黒髪の少女の姿をした精霊。
剣型の天使「鏖殺公(サンダルフォン)」を持ち、鎧型の霊装「神威霊装・十番(アドナイ・メレク)」で身を固める。
第二の精霊、四糸乃――――ウサギのパペット「よしのん」を左手に嵌め、ソレを巨大化させた天使「氷結傀儡(ザドキエル)」で氷を操る。
「神威霊装・四番(エル)」はうさぎ型の耳が付いた大きなフードが特徴的なレインコートのような霊装。
第三の精霊、時崎狂三――――最悪の精霊と呼ばれ、過去に一万人以上の人間を殺害してきたと言われる凶悪な精霊。
銃型の天使「刻々帝(ザフキエル)」は、12の弾それぞれに特殊能力を持ち、分身や時を操ることが出来る。
「神威霊装・三番(エロヒム)」は赤黒いドレス型の霊装。
第四の精霊、五河琴里――――士道の義妹であり、精霊を救うための組織「ラタトスク」の司令であり、自身も精霊の一人。
炎を操る斧型の天使「灼爛殲鬼(カマエル)」と燃えるような和服型の「神威霊装・五番(エロヒム・ギボール)」、更に再生能力を持つ。
第五の精霊、八舞耶倶矢、八舞夕弦――――元は一人だった精霊が二人に分かれ、双子となった精霊の姉妹。
露出の高いボンテージ型の霊装「神威霊装・八番(エロヒム・ツァバオト)」に身を包む
風を操り、天使の名は「颶風騎士(ラファエル)」。
耶倶矢は槍型、夕弦はペンテュラム型の天使を持つ。
第六の精霊、誘宵美九――――人間として学校に通い、アイドルとしても活躍する精霊。
声の力で人間を操る。
声の力を増幅するパイプオルガン型の天使「破軍歌姫(ガブリエル)」
アイドル衣装風のドレス「神威霊装・九番(シャダイ・エル・カイ)」を着て歌って踊る。
その他にもストーリーが進む毎に精霊は増えていき、十人十色の彼女達をデレさせるため、士道は命がけのデートに挑む!
デート・ア・ライブの読んでみた感想・評価
ラブコメ&バトルの王道ライトノベル!
ヒロインは皆可愛く、イラストレーターであるつなこさんの絵も非常に素晴らしいです。
どのヒロインも個性的で、ここまでヒロイン皆が可愛い作品はそうそう無いんじゃないかと思ってます。
ラブコメだけでなくバトルも面白く、多種多様で強力な能力を持った精霊の戦闘描写は迫力があり、毎巻盛り上がります。
一方でヒロインの好感度を上げるためのデートも毎巻盛り込まれており、コメディ描写も秀逸。
ハーレム物では珍しくヒロイン同士の仲が非常に良く、一種の家族のような関係になっているのも微笑ましい。
精霊とは何か、主人公士道の過去、謎の精霊「アンノウン」など、謎も多いストーリーで、先が気になります。
デート・ア・ライブアンコールという短編集もすでに6巻まで出て居ますが、こちらでは精霊達の日常が垣間見れてこれもまた面白いです。
本編コミカライズの他に、鳶一折紙主人公のスピンオフ漫画「デート・ア・ストライク」や4コマ漫画「デート・ア・オリガミ」などファン向けの漫画も豊富。
ゲームが3作出ていますがどれもファンなら大満足の出来で、ゲーム版オリジナル精霊も最高に魅力的です。
既にアニメ化2回に映画化もされている大人気ライトノベルですが、もし最初に触れるとしたらやはり原作小説をオススメします。
まだまだ続く作品ですし、時崎狂三主役のスピンオフ小説「デート・ア・バレット」もこれから発売されるので、私も楽しみに待っています。
設定がしっかりした作品で魔法使いが好きな人にお勧め
戦うヒロインが好きな人にオススメ!
個性的なヒロインが沢山出て、必ず一人でお気に入りの子が見つかるはず。
文章も読みやすく、ライトノベルの入門にもオススメできます。
作者の橘公司さんは、前作でデビュー作の「蒼穹のカルマ」でも評価が高く、富士見ファンタジア文庫の看板作家です。
バトル物としても面白く、様々な能力を使う精霊や、精霊を倒すための機械スーツを着た「AST」という組織との闘いなど見どころは沢山。
つなこさんの挿絵はラブコメでの可愛い面でも、戦闘でのカッコいい面でもクオリティが高く、イラスト好きな人も満足するでしょう。
毎巻挟まれる精霊の全力戦闘の見開き挿絵は迫力満点。
それと、ギャルゲーのパロディ要素的な部分もあるので、ギャルゲー好きな人にもオススメです。
ラブコメパートでは主人公が機械によって選ばれた選択肢にしたがってヒロインを口説いたりします。
有名作品ですがまだ読んだことがないという人には是非読んで欲しいライトノベルです。