バカとテストと召喚獣のネタバレと感想【無料立ち読み】

タイトル バカとテストと召喚獣
原作・作画 井上堅二(ファミ通文庫)・葉賀ユイ
出版社 KADOKAWA / エンターブレイン

文月学園高等部……そこは近年の学力低下対策として試験召喚システムを導入した進学校である。

成績の善し悪しで学園生活が決まってしまう学園生活を変えるには、試験召喚獣で試験召喚戦争に勝ち残るのみ。

学力試験で得た点数がバトルの要となる、恋にテストに試験に召喚に大忙しの青春ラブコメ、ギャグ学園ファンタジー作品「バカとテストと召喚獣」について!

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バカとテストと召喚獣のあらすじ紹介

文月学園……近所の進学校の中でも比較的に入学しやすく、スポンサーが多く出資する事から学費が安いと、成績が芳しくない生徒にとっては救いの学校であるも、成績一つでこの学園での生活はガラリと変わってしまう。

成績が悪い……もとい頭が悪いとなれば最下位のFクラスとなり、足の折れたちゃぶ台にボロの畳の教室で学園生活を過ごさなければいけない。

また成績が良い……もとい頭が良ければ最上位のAクラスとなり、個人用の冷蔵庫にエアコンとノートパソコンにリクライニングシートとシステムデスク完備の教室と、その差は激しい。

学園一のバカと称される吉井明久(よしい・あきひさ)は、ものの見事にFクラスと編入してしまう事になってしまう。

落ち込む間もなくに最底辺クラスへと入ると、そこには悪友の坂本雄二(さかもと・ゆうじ)が、Fクラスを率いて試験召喚戦争こと通称・試召戦争をAクラスに宣戦布告しようとしていた。

新学期の初めの騒動に巻き込まれてしまう明久の学園生活はどうなってしまうのか?

バカとテストと召喚獣のネタバレ・今後の展開

テストの成績次第で豪華なクラスから、貧相なクラスへと振り分けられてしまう文月学園高等部2年生の吉井明久(よしい・あきひさ)は、Fクラスへと編入されてしまう事になってしまいます。

そんな彼とクラスメイトになるのは、明久とは小学校時代からの付き合いである、かつては神童と呼ばれていた過去を持つも、ある事件がきっかけで劣等生となってしまった坂本雄二(さかもと・ゆうじ)に、寡黙なスケベな事を認めない、ムッツリーニ(寡黙なる性識者)の異名を持つ、土屋康太(つちや・こうた)と、劣等生トリオに加えて、男子なのに美少女と思われてしまう稀代の美少年こと木下秀吉(きのした・ひでよし)と、個性派な面々。

そんなクラスの唯一の女子である帰国子女の島田美波(しまだ・みなみ)に、学園一の秀才にもかかわらず、体調不良の為に0点となってしまった姫路瑞希(ひめじ・みずき)など美少女達と共に、Aクラスに召喚戦争を布告する事になります。

でも真正面からぶつかっても勝つことはできないのではと、Fクラスの面々は乗り気ではありませんが、なんと明久は観察処分者だったのです。

観察処分者とは、先生の雑用をする為に特例として物を持つ事ができる召喚獣を使えると、Aクラスに勝利するカギを持っていますが、その力は召喚獣の受けた痛みや疲労は召喚者にフィードバックされる仕様と、明久にとっては危なすぎる状態ですが、Fクラスの面々は構わずにAクラスへと挑もうとします。

はたして、明久の運命は如何に?

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バカとテストと召喚獣の読んでみた感想・評価

「バカとテストと召喚獣」は井上堅二先生によるライトノベル作品で、2008年の「このライトノベルがすごい!」で、作品部門で第8位を受賞し、作品内に登場するキャラクターがノミネートされる事で有名を博し、2010年にはアニメ化もされた、人気のライトノベル作品です。

この作品のテーマとなっているのが「学力試験」と「点数」と、ライトノベルでは非常に珍しい「勉学」がテーマとなっている作品であり、この背景には、作者である井上堅二先生のある思いがありました。

それは数学をちゃんと覚えていなかった事が、仕事に妨げになってしまったと、かつて学生時代にクラスメイトと点数で戦えるゲームがあれば、もっとまじめに勉強していたと、そんな後悔から、この話の基礎は造られ、この作品は創られていきました。

でもライトノベルでテストの点数で張り合うだけでは物足りなく、地味でしかないので、より明るくしようと、ライトノベルらしくファンタジー要素を盛り込み、召喚獣を使ってのバトル漫画としての側面と、学園ラブコメの要素を盛り込みながら、この作品は人気を博していきました。

この作品の特出するべきところは、個性的なキャラクター像が、個々に生きている事です。

主人公の明久はバカと言われるも、根は真面目で素直で嘘もつかないと、馬鹿正直に自分の想いを真正面生きる熱血漢なところもあれば、やっぱりどこかおバカな性格をし、美形に部類されるが故に「男の娘」の扱いされるなど、個性を凝縮した主人公キャラに加え、そんな彼に好意を寄せる瑞希は、眉目秀麗かつ成績優秀ではあるも、明久が好き過ぎてヤンデレな暴走面を見せたりと、また料理の腕が壊滅的と、ギャップのすごさなど、作品内の登場人物達に、あぶれる事なくにキャラクターのセンスを付け加えていく、設定ではなく、キャラクターの造形などを楽しめる内容は、まさに必見な作品でもあります。

勉強で忙しい合間に読んでほしい作品

勉強で忙しい合間に読んでほしい作品。

またかつては学生だった人に読んでほしい作品が、この「バカとテストと召喚獣」です。

テストと聞くと勉強の辛い想い出を思い出してしまう方が多いと思われますが、この作品では、そんな過去の辛さも流してくれる程に、テストや勉強が面白く感じてしまえる、学園ファンタジー作品であり、ラブコメにギャグなどと、勉強とテストと固いイメージの強い内容を和らげ、学問に忙しい日常を和らげてくれる作品が、今作の魅力とも言えます。

さてそんな「バカとテストと召喚獣」の一番の見どころになるのは、登場人物が問題を回答する、その返答方法の内容が、この作品の隠れた見どころとなっています。

それを見ると、自分も、あ、こんな間違いをしたなと、思わず赤面してしまいそうな回答もあれば、ちょっと変な偏った回答など、その答えにも、キャラクターの個性が全面に出され、独特の珍回答などが楽しめる内容に加え、その珍回答を冷静に切り返している先生のセリフなども面白いと、実に笑える内容になっています。

また召喚獣バトルにおける駆け引きや、戦術なども見どころの一つとなっており、心理戦など、学園バトルの熱い展開など盛り込み、物語を面白く、そして勉強の合間の活力剤ともなってくれる今作。

勉学に疲れたなと、そんな疲労感を癒してくれる作品です。

バカとテストと召喚獣
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バカとテストと召喚獣
※試し読みは完全無料です!!