俺と蛙さんの異世界放浪記のネタバレと感想【無料立ち読み】

異世界を制御魔法で切り開け!
タイトル 俺と蛙さんの異世界放浪記
原作・作画 くずもち・笠
出版社 アルファポリス

偉大なる魔法使いと謳われた一人の老人の死が、平凡な大学生こと紅野太郎を、後継者として無理やり異世界へと召喚してしまう。

老人が生涯で得た知識の全てと、魔力800万と途方もない恩恵を得た彼。

とりあえず異世界へと引き込んだ老人を蘇生させるも、かつての偉大なる魔法使いは、蛙として生まれ変わってしまう。

異世界に転移させられた青年と、カエルへと転生させられた老人の奇妙な冒険譚。

はたして二人の先には何が待つ?

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俺と蛙さんの異世界放浪記のあらすじ紹介

雨が降りしきるある日。

長い生涯を終えようとしていた、看取られる者が誰一人いない孤独な部屋で、一人生涯を迎えようとしていた老人は、ようやくにして完成した最後の魔方陣を発動させ、自分の得た知識を継承できうる人物を、自分の居た世界へと召喚させる事に成功する。

しかし、無理やりに後継者に選ばれた紅野太郎にとっては、それは至極迷惑極まりない事だった。

日本では、ごくありふれた、どこにでもいる平凡な一大学生だった太郎。

いきなり異世界へと召喚され、後継者として老人の得た知識を与えられ、とりあえず自分の現状把握の為に解析魔法を使うも、そこに表示されたのは、800万の魔法力だった。

はたして、彼の異世界ライフはどうなってしまうのか?

俺と蛙さんの異世界放浪記のネタバレ・今後の展開

異世界へと転生させられてしまった太郎ことタロー。

普通に大学生として生活していた彼が、いきなり魔法使いの後継者になってくれと、拒否も取り繕う間もなくに、異世界へと転移させられてしまう事で物語は始まります。

彼を転移させた魔法使いは、とある国では高名な魔法使いであり、彼が生涯かけて解き明かした程の優秀な魔法使いでした。

全ての知識を継承し、とりあえず彼が始めた事は現状の確認でした。

その最中で見つけたのは、自分を転移させた魔法使いの遺言書でした。

開いてみると、そこには自分を転移させた元凶もとい老人が現れたのです。

魔法による立体映像付きの、タローが転移させられた異世界の説明が始まります。

まずタローには、転移後にこまらないように七つの魔法が与えられています。

まず一つは異世界で困らないようにする為の言葉や言語を解りやすくしてくれる翻訳の魔法と、この世界で使われている五大元素魔法「地」「水」「風」「火」「空」の魔法に、未知なるモノをすぐ様に解析する魔法などが与えられます。

そして最後に与えられた魔法は……創造の魔法でした。

自分の知識を使い、自分が思い描いた魔法を創り出せる事の出来る魔法でした。

でもこの魔法には欠点があり、使うには膨大な魔力を消費してしまい、ついには自分の命すらも落としかねない程の危険な魔法だったのです。

その為に、魔力が高い彼が選ばれた理由でもありました。

とりあえず、解析の魔法でどれだけの魔力があるのかと調べてみれば、なんと800万もの魔法力があったのです。

とりあえず彼は手探りで創造の魔法を使ってみようと動きます。

最初の創造の魔法は、自分をこの世界へと引き込んだ元凶である老人の蘇生でした。

意識を失い、そのまま闇に溶け込むはずだった老人は覚醒し、目の前にいるタローに驚きます。

なんで生き返ったのかと訊ね、タローが蘇生の魔法を使ったと答えます。

蘇生の魔法を使えると、タローの想像以上の魔法力に驚く老人。

でももっと驚く事がありました、

それは老人が人間では無く、カエルとして転生させられていたからです。

二足歩行の出来るカエル人間として生まれ変わってしまった老人。

近くに依り代になるモノがカエルしかいかかったと言うタローに、二人は大げんかをする事になってしまいますが、とりあえず和解をし、今後の事を考えていきます。

はたしてタローは元の世界へと帰る事ができるのでしょうか?

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俺と蛙さんの異世界放浪記の読んでみた感想・評価

異世界転移作品のライトノベル作品の中で、純粋なファンタジー作品として読めるのが、今作の「俺と蛙さんの異世界放浪記」です。

異世界へと転移させられてしまった青年・紅野太郎は、平凡な大学生でしたが、膨大な魔法力を持つが故に、異世界で最高の魔法使いの後継者として、拒否する間もなく異世界へと転移させられ、魔法使いをやる事となってしまう事から物語は始まります。

魔法を創造する事の出来る魔法を授かった彼ですが、いきなり蘇生魔法を成功させると、とんでもない程に魔法の才能に満ち溢れている彼ですが、蘇った老人は、カエルにさせられてしまっていました。

流石にカエルにされてしまい、タローと大喧嘩をしてしまいますが、とりあえず現状をどうにかするべくにいったん手打ちにし、タローが元の世界へと戻る為には魔法力をもっと上げなければいかないと、そんな事で旅が始まる事となります。

別に世界を救う勇者や、稀代の英雄にはなりたくは無く、無難で安全に旅をしたいというタローですが、持ってしまった魔法の力により、色々なトラブルに関わる事となってしまいます。

村を困らせるモンスターの討伐に、竜の長老の頼み事に、妖精達の問題など、様々な種族と関わる事になってしまいます。

どことなくレトロチックなスローテンポで展開する内容の今作は、昔懐かしいいファンタジーの冒険心を満たしてくれる内容にまとまり、タローの転移した異世界を充実できる内容となっています。

マイペースな異世界転移な作品を読んでみたい方に進めたい、そんな作品です。

ゆったりとしたファンタジーライトノベルを読んでみたい人におススメ

異世界転移でファンタジーに重点を置いた転移モノを読んでみたい人や、スローテンポで進んでいくファンタジー作品を読んでみたいと思う方におススメしたのが今作です。

偉大なる魔法使いの後継者として異世界へと転移させられてしまった主人公の紅野太郎。

そんな彼に無理やりに現世へと蘇らせられてしまい、カエル人間にさせられてしまったカワズさん。

そんな二人が挑む冒険譚は、世界を救う為の冒険ではなく、マイペースに異世界を楽しんでいく、そんな物語です。

純粋に異世界冒険を楽しめる内容に加え、旅で出会う事となる個性的な登場人物達との邂逅など様々な見どころがありますが、この作品で楽しめるのは、独特な世界観の設定で織り成されている、タローとカワズさんの旅する異世界にあります。

様々な想いを抱き、世界へと挑む様々な登場人物達。

妖精の姫君や、異形の姿を持つドラゴンに、タローと同じように転移し、人々を救う為に冒険する女子高生など、ファンタジーの要素を様々に入れ、そしてそれを主題に描かれていく、ときおりに大冒険や、ときおりには平凡な日常など、彩のある物語として仕上がっています。

ゆったりとしたファンタジーライトノベルを読んでみたい人におススメできる、そんな作品です。

俺と蛙さんの異世界放浪記
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俺と蛙さんの異世界放浪記
※試し読みは完全無料です!!


異世界を制御魔法で切り開け!