吉永さん家のガーゴイルのネタバレと感想【無料立ち読み】

吉永さん家のガーゴイル
タイトル 吉永さん家のガーゴイル
原作・作画 田口仙年堂・日向悠二
出版社 KADOKAWA / エンターブレイン

のんびりと平和で、優しく個性的な人々が集まる街──御色町。

この街の平和を守るのは、吉永さん家のガーゴイルだった!?

かつて稀代の錬金術師達が創りだした命を持つ石像ことガーゴイルを、商店街の福引で当ててしまった、プロレス好きなお転婆小学生・吉永双葉。

怪光線などの能力を持つ石像に振り回されながらも、街で起こる難事件に怪事件を解決する、ハートフルなコメディで、大好きな御町内の平和を守ります!

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吉永さん家のガーゴイルのあらすじ紹介

物語はいきなり物騒な展開で始まってしまいます……

帰宅した吉永家の長男である吉永和己は、庭で電動の小型チェーンソーを嬉々として起動させている小学生の妹の吉永双葉を見つけてしまいます。

これならいけると、双葉は小型チェーンソーを振り上げ起動させながら、不敵に笑います。

小学生でチェーンソーを持って不敵に笑うと、そんな妹の凶行を止めるべく、すぐに電源の元であるコードを抜きますが、何をするんだと怒鳴られてしまいます。

そして始まる妹と兄の兄妹喧嘩。

趣味がプロレスと、大人しい草食系男子の兄とは違い、喧嘩慣れしている双葉に押され気味な和己。

そんな二人の喧嘩を見ていた、吉永家の門の柱の上にちょこんと座る、悪魔のような翼を生やした犬の石像ことガーゴイルが何気に喋ります。

双葉が持っていた道具は何かと訊ねたガーゴイルに、隙ありと双葉はチェーンソーを起動させ斬りかかりますが、回転する刃はガーゴイルの首筋を傷つける事は出来ませんでした。

チェーンソーでも傷つける事の出来ない喋る石像のガーゴイル。

彼(?)は、この家を守る命を持つ石像の門番だったのです。

でもあまりにも忠実すぎる為に、新聞配達の人や、通りがかる人を見境もなくに光線で攻撃すると、ご近所迷惑極まりない、そんなガーゴイルに憤慨する双葉。

はたしてどうなっていくのでしょうか?

吉永さん家のガーゴイルのネタバレ・今後の展開

さて、何故に一見すれば普通のご家庭な吉永家に喋る犬の石像が置いてあるのか?

それは双葉が御色町商店街の福引で三等を当ててしまったのが全ての始まりでした。

倉庫の在庫品の一掃セールとも思えてしまう様なインチキな福引で当ててしまった、全身漆黒の悪魔の羽を生やした犬の石像ことガーゴイル。

怪しいアンティークショップの兎轉舎のオーナーこと、稀代の錬金術師である高原イヨによって創り出された、賢者の石のレプリカで動く、高性能な門番型自動石像でした。

最初はいわくつきな雰囲気を漂わすそれを拒否していましたが、無理やりに押しつけられてしまい、仕方なしに家へと持ち替えると、ガーゴイルは起動してしまい、長き眠りから目覚め、そのまま吉永家の門番として働くようになってしまいました。

現代社会の常識を知らないが故に、家へと近づく人々を手当たり次第に攻撃してしまうガーゴイル。

でもガーゴイルは双葉の役に立ちたいと、純粋な想いを抱いていました。

そんな中で、野良猫の菊一文字から、とある盲導犬の事を聞きます。

それは双葉の友達である、小野寺美森の父親の盲導犬でもあるエイバリーの事でした。

優秀な犬であると、自分の門番としての参考になるのではと思っていた矢先、とある事件が起きてしまいます。

それは美森の家に泥棒が入り込み、捕まった彼女は、寸前のところをガーゴイルに助けてもらいますが、助けられなかったエイバリーを拒絶してしまいます。

はたしてガーゴイルと双葉は、この問題を解決する事ができるのでしょうか?

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吉永さん家のガーゴイルの読んでみた感想・評価

田口仙年堂先生に代表作品である「吉永さん家のガーゴイル」は、2003年の第5回エンターブレインえんため大賞受賞をし、ファミ通文庫から書籍化され、アニメ化もされた、大人気のハートフルな御近所ファンタジーコメディのライトノベル作品です。

後に「ガーゴイルおるたなてぃぶ」などのスピンオフ作品なども発表され、多くの人気を受け今作。

魔術師から錬金術師など様々な人々が集まってしまう街──御色町を舞台に、自動石像ガーゴイルと、プロレスが大好きな活発なお転婆少女の双葉を中心に物語は描かれていきます。

ガーゴイルと、ファンタジーな作品ではおなじみの、石でできたモンスターと、イメージの強い、あのガーゴイルが、魔王の城ではなく一般のご家庭で門番をしていると、ハートフルな内容で物語がつづられています。

一見すれば恐ろしく、最強の能力を数多に持つ、錬金術の最強兵器ことガーゴイルですが、その性格は実に渋く、実に面倒見が良いと、男前なキャラクターです。

御色町の巻き起こる騒動を双葉と共に解決し、多くの人々と関わっていくガーゴイルと双葉。

そこには人々の身近な出来事が物語の主題として描かれ、ファンタジーの要素とハートフルな物語などを織り込み、コメディタッチで展開する内容は、読者を楽しい一時へと導いてくれる作品です。

日常系ファンタジー作品を求める方はぜひ!

ご近所ものな奇想天外な日常系ライトノベル作品を読んでみたい方や、日常系にファンタジー要素のコメディを求める人におススメした作品が、今作の「吉永さん家のガーゴイル」です。

平凡な一般のご家庭に、ファンタジー作品の門番の代名詞のモンスターであるガーゴイルが主役位置にいると、発想の面白さに加え、実は面倒見がよく、いつしかご近所の人気者となってしまい、ご近所の騒動を解決していくという、実にハートフルな内容です。

またヒロインの双葉は小学生ながらに行動力と攻撃力などに長け、元気ヒロインの代名詞とも言える程の活発な美少女ですが、三白眼に鋭い目つきと性格も武闘派な故に、凶暴系ヒロインな彼女。

でも根は優しく、頭も良く、困った人を放っておけない性格と、実に男前な性格をしています。

そんな二人が送る事となる、ファンタジーな日常の日々。

怪盗から魔術師に錬金術師に悪の秘密結社などを始め、街で起こる身近な騒動やご近所のトラブルなどと、波乱万丈のドタバタコメディを楽しみたい人におススメな作品です。

吉永さん家のガーゴイル
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