| タイトル | 駆除人 1 ～ツナギを着た転生者～ |
|---|---|
| 原作・作画 | 花黒子・KT2 |
| 出版社 | KADOKAWA / メディアファクトリー |
現代の日本社会で真面目に働く害虫駆除清掃員のナオキは、清掃していたゴミ屋敷のゴミの雪崩によって、その生涯を終えてしまう。
でも運良く異世界の神様に拾われ、ある条件付きで異世界転生する事になってしまった彼。
前世の害虫駆除清掃員の知識を活かし、魔物駆除業者として生活するも、それが世界を救う事となるとはつゆ知らずに、彼は今日も魔物の駆除に精を出します。
青いツナギを着た清掃員の英雄譚が今、始まる。
駆除人 1 ～ツナギを着た転生者～のあらすじ紹介
エルフの老婆が営む薬屋の清掃をしていた青年のコムロ・ナオキは、異世界転生をした人間でした。
彼は、前世の日本で害虫駆除を行う清掃員として生きていた、ごく普通の青年でした。
仕事も真面目に熟し、平凡な日々を謳歌していた彼ですが、ある日あっけなく命を落としてしまいました。
彼が死んだ理由は……清掃していたゴミ屋敷のゴミの雪崩による圧死でした。
清掃員がゴミで圧死と、お間抜けな最期を迎えてしまった彼は、死後の世界で異世界の神様に拾われてしまいます。
ある事を条件に異世界転生を成功させた彼ですが、剣の才能もなければ、魔法の才能もないと、危ない様に清掃員として掃除を生業にしていた彼は、ある日街の下水道のモンスター退治をギルドから頼まれてしまいます。
害虫駆除ならずにモンスター駆除を引き受ける事となった彼。
はたして彼は下水道のモンスターを駆除できるのでしょうか？
駆除人 1 ～ツナギを着た転生者～のネタバレ・今後の展開
異世界へと転生した害虫駆除清掃員であるナオキは、ファンタジーな世界で清掃員として働いていました。
剣や魔法で戦う才能は有りませんが、転生前の前世で培った清掃のスキルで日々を過ごしていましたが、それだけでは食べていくのは難しいので、モンスター駆除の仕事も行おうとしましたが、安全にモンスター退治できる方法を考えます。
モンスター退治ならずモンスターを駆除する方法を考えるナオキは、剣や魔法が使えないのならばと、モンスターを退治する薬品の開発に挑戦します。
エルフの老婆ことカミーラに頼み、毒薬を入手したナオキは、ネズミなどを駆除するホウ酸団子のモンスター用のホウ酸団子の製作を試みます。
モンスターの血肉やハチミツなどを使い、周りの冒険者から薄気味がられてしまいますが、無事に制作に成功し、見事にモンスター駆除を成功させます。
でもそれが彼の運命を大きく変える要因となってしまいます。
駆除で多くのモンスターを退治してしまい、急激なレベルアップを果たしてしまった彼。
それが彼を、異世界を救う英雄へと変えてしまう要因となってしまうのです。
駆除人 1 ～ツナギを着た転生者～の読んでみた感想・評価
異世界転生を果たしてしまった清掃員のナオキ。
異世界の神様に転生してもらいましたが、剣や魔法がまるでダメと、戦闘の適正能力が皆無な転生から物語が始まります。
清掃員としてはピカイチな能力を持っていますが、モンスターや盗賊などとやり合う能力は皆無な彼ですが、害虫駆除の知識がモンスター退治の大きな力となる、清掃員の発想の転換などが今作の見どころとなります。
清掃員ならではのスキルや知識が異世界を乗り越えていくカギとなると、他の異世界転生を題材にしたライトノベル作品の中では異色な今作。
しかも害虫駆除ならずにモンスター駆除で開発した能力で、急激なレベルアップと成り上がっていく痛快劇に加え、ただの清掃員が英雄となっていく成り上がりなどが楽しめる内容となっています。
そして忘れなら無いのが異世界美少女とのロマンスなどもしっかりと押さえ、害虫駆除清掃員が異世界で英雄へと駆け上がる、風変わりなライトノベル作品として楽しめます。
恋愛ライトノベルをお求めの方に、是非におススメしたい作品
異世界転生で別の感覚を求めている人や、新感覚の異世界転生を楽しみたい人におススメした作品が、今作の「駆除人 1 ～ツナギを着た転生者～」です。
駆除人となにかスレイヤー的なカッコ良さがあると思いきや、実は文字通りの駆除人こと清掃員が主役となっています。
ならば殺し屋かなと思いきや、書いて字の如くに害虫駆除を専門とする掃除のエキスパートの清掃人であり、転生者のナオキはてんで争いごとには向かない人物でもあります。
異世界へと転生する人間なのに、チートな能力もなく、持ち前の知識で異世界に立ち向かう事となる彼。
お掃除のお仕事だけでは食べていくのは難しいので、モンスターの駆除も視野に入れて行動を開始していきます。
戦闘のスキルや魔法のスキルなどてんで皆無な彼は、害虫駆除の知識を活かし、モンスターを退治していきます。
害虫駆除の知識がモンスター退治に活かすと、殺虫剤などを開発し、凶悪なモンスターと対峙すると、これまでの異世界転生のライトノベル作品ではなかった、新要素が楽しめる内容になっています。
