タイトル | Re:ゼロから始める異世界生活 |
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原作・作画 | 長月達平・大塚真一郎 |
出版社 | KADOKAWA |
主人公ナツキスバルが異世界へ突如行き、そこである少女に助けられる。
しかしその少女はすぐに大変な目にあい、主人公も危機的状況に陥る。
しかしそんな時、とある能力で主人公は異世界へ最初に来た時に戻ってしまう。
この戻る能力を使い、主人公スバルは異世界で親切で不器用な少女エミリアと共に命がけの異世界生活していく。
Re:ゼロから始める異世界生活のあらすじ紹介
だらだらと日々を過ごすだけだった所謂ニートと呼ばれる主人公ナツキスバル。
スバルはある日のコンビニ帰りに突如見知らぬ土地へ行ってしまう。
そこはドラゴンやエルフなどがいるファンタジーな異世界。
そこに来てゲームや小説のような妄想をしながら異世界生活をエンジョイしようとするが、不良に絡まれてしまう。
そこをある探し物をしている、だが困ってる人を放っておけない親切な銀髪の少女に助けられる。
お礼にスバルは少女の探し物を一緒に探してあげる事にするが、これが中々見つからない。
諦めかけていた時、貧困街なら知ってる人がいるかもしれないという情報を聞きつけて夜も更け始めた頃に貧困街へ向かう。
そこにある盗まれた物を商品として取り扱う店へと足を踏み入れるが何かおかしい。
辺りは静かで、誰も動く気配はない。
そこでスバルは何かに引っ掛かり転けてしまう。
それはよく見ると液体であり、血のよう。
それを見てスバルは驚くが、何かを発する前にお腹に傷を負ってしまう。
部屋の中には誰か分からないが殺人犯がおり、それによってスバルは倒れてしまう。
銀髪の少女も店に入ってくるが、やはり殺人犯によって倒されてしまう。
死にたくない。
スバルがそう思っているが無情にも時は流れて死んでしまう。
しかし目が醒めると、スバルは異世界へ来た時に見た果物屋の前に佇んでいた。
スバルは信じられなく一緒に居た銀髪の少女を探し、そしてまた手違いで今度は素早くこの世界で死んでしまう。
しかしその時に確信する。
自分には死に戻りという能力があると。
そして死に戻りを使い、スバルは少女をあの店での死から助け出してやると誓う。
Re:ゼロから始める異世界生活のネタバレ・今後の展開
スバルは最初の死のループと呼ばれる腸狩りという暗殺者を倒す為に色々と情報を集める。
そして何度か死に戻りをして不良に絡まれた時に出会った剣聖ラインハルトという強い近衛騎士団の1人と接点が出来る。
そしてスバルエミリアの時間稼ぎとフェルトという少女の活躍でラインハルトが貧困街の腸狩りと対峙する事になる。
そうして剣聖により深手を負った腸狩りは一時退散し、やっとスバルとエミリアは最初の死のループから抜け出す。
その後スバルはエミリアの後継人というロズワールの屋敷に招かれる。
そこでスバルは鬼の双子と共に使用人として働く事になるが、ある日突然死に戻りをしてしまう。
何故そうなったのか理解出来ないスバルは、今度は寝ないようにと起き続ける。
そうして今度は寝ている間に体力を吸われて衰弱死したと判明。
しかし誰がやっているのか分からないので、今度は自分が屋敷に居なければ良い思ってベアトリーチェの助けもあり屋敷から一時退散する。
しかしそんな時にハンマーが飛んでくる。
そこに居たのは屋敷の使用人で仲の良かったレム。
レムはスバルをずっと疑っており、魔女の匂いというのが濃くなったスバルを殺そうと狙う。
ベアトリーチェの助けも虚しくまた死に戻りして、今度はレムの誤解を解き、そして自分も助かる道を探す。
しかしそうすると次はレムが死んでしまう展開になってしまう。
もう1人のレムの姉であるラムが怒り狂うが、スバルはそこから自殺という選択肢を取り今度はレムもラムも幸せになる選択肢を選ぼうと足掻く。
その後もまた死に戻りを繰り返し、更にエミリアを王にする為の争いにも巻き込まれてどんどん魔女の匂いを濃くしていく。
Re:ゼロから始める異世界生活の読んでみた感想・評価
「Re:ゼロから始める異世界生活」は小説家になろう。
というWebサイトで書かれライトノベル化にされたお話です。
異世界転生物とループ能力を描き、更にそこにごく普通の少年の葛藤や死のループから逃げ出せなくて狂っていく様子、そこから足掻き全員を救って見せようとする格好よさ、強敵と戦う王道の展開などが合わさりとても気持ちの良い物語になっていて読んでいて楽しいです。
主人公のスバルはもちろん、ヒロインのエミリア、精霊のパック、フェルト、ラインハルト、レム、ラム、更に沢山の魅力的なキャラクターも登場します。
特にレム、ラムはエミリアと同じくらいスバルにとってはかなり影響力のある存在であり、レムがある決断をしてスバルを動かす物語はかなり感動的です。
小説で綴られる心理描写もかなりの物があり、自己投影してハラハラしてしまう場面はとても多いです。
もちろん小説としても完成度はかなり高くて満足行くのですが、それだけでなくイラストの方もとても美しくてキャラクターを生き生きと描いてくれています。
挿絵も多く、小説を読むのは嫌いだという人でも絵を見るだけでもかなり楽しめます。
むろん中身を読むともっと絵も楽しめますが。
ライトノベルにありがちな絵という訳でなく、王道で素直な格好良さもある良い絵を見ながら物語を読むと更に感情移入してしまいます。
まだ未完成で、最新巻でも怒涛の展開が続いています。
魔女教団との戦い、熾烈な王戦、更にどんどん濃くなるスバルの魔女匂い。
エミリアの存在。
色々な要素が絡み合い、続きが本当に楽しみな作品です。
異世界モノ、可愛い女の子が好きな人におすすめ!
「Re:ゼロから始める異世界生活」は異世界へ行くライトノベルが好きな人、ファンタジーのライトノベルが好きな人、可愛い女の子が好きな人、時を戻しやり直しをするという能力が好きな人にオススメなライトノベルです。
ファンタジー要素とやり直し能力をこれでもかと使って可愛い女の子と共に運命に抗うお話が好きなら楽しめると思います。