| タイトル | 賢者の孫 常識破りの新入生 |
|---|---|
| 原作・作画 | 吉岡剛・菊池政治 |
| 出版社 | KADOKAWA / エンターブレイン |
不慮の交通事故で死んでしまった前世を持つ、ただのサラリーマンだった男が、救国の英雄「賢者」マーリン・ウォルフォードに拾われた事で、波乱万丈の転生人生を歩む事に！
シン＝ウォルフォードとして生きる二度目の人生で歩む、剣と魔法の世界で成り上がる英雄譚「賢者の孫」について！
賢者の孫 常識破りの新入生のあらすじ紹介
自分が死んだ日の事を覚えていた。
あれは残業の帰り道、今日も家に帰っても何もなく、せいぜいゲームかＤＶＤを見て終わる、２２歳のありふれた一日の終わり。
何気に思うのは、なんで地球と言う星に自分がいて、人間が生活しているんだろうと言う奇妙な問いかけを持ち、不思議な気分を抱いて家へと帰ろうとした時、自分を呼び止める声と、向かって来る車の衝突音と衝撃。
意識は消え、気づいたら赤ん坊になってしまっていた！
解る事は、サラリーマンだった自分は死んでしまい、赤ん坊として生まれ変わったのだと言う事だけ。
まともに声を出す事も出来ず、動く事もままならない中。
実の両親は魔物に殺されてしまい、天涯孤独の身の上でみなしごとなってしまった自分を拾ってくれたのは、一人の老人だった。
老人の名前はマーリン・ウォルフォード。
英雄と呼ばれる賢者で、最強の魔法使い。
なんと生まれ変わった世界は、剣と魔法のファンタジーな異世界。
シン＝ウォルフォードとして二度目の人生を送る事になった彼の運命は如何に？
賢者の孫 常識破りの新入生のネタバレ・今後の展開
現世であえなく事故で死んでしまった主人公。
生まれ変わった矢先に自分の両親が既に死んでしまい、完全な積みな状態にもかかわらず、運よく彼を助けてくれたのは、この世界でも指折りの魔法使いであるマーリン・ウォルフォードと呼ばれる賢者でした。
そんな彼の下で成長していく事になる主人公は、シンと名付けられ、ウォルフォードの性を貰い、すくすくと成長していきます。
子供の頃に魔法を幾つも習得し、この世界の言語もあっさりと覚えてしまうシン。
前世の記憶ゆえに物覚えも早く、異世界に順応していた彼は、日々が楽しくて仕方がありませんでした。
魔法がある世界に生まれ変わった事と、優しい祖父であるマリーンに、自分を鍛えてくれる剣術と武道の師匠であるミッシェル＝コーリングに、魔法の道具を創る事に長けたばあちゃんであるメリダ＝ボーウェンと共に健やかに成長していきますが、あまりの物覚えの良さに、周りは驚かされてしまう事になります。
また８歳の身の上でイノシシ狩りなどを楽々としてしまい、はては前世の記憶り頼りに自分オリジナルの武器も作り上げてしまうと、マリーンはシンの才能にある可能性を見出し、１０歳と同時に共に魔物がりへと向かう事になります。
でもシンの前では魔物も大した敵ではなく、あっさりと討伐してしまいます。
そんなシンにますます期待を抱いてしまうマリーンは、自分の知る全てをシンに教えてしまいますが、大切なこの世界の常識を教え忘れてしまいます。
１５歳。
一人前となった彼ですが、常識はずれな魔法の技術に驚く面々。
はたしてシンの今後の人生はどんな出来事が待っているのでしょうか？
賢者の孫 常識破りの新入生の読んでみた感想・評価
剣と魔法の世界に生まれ変わってしまった元サラリーマンの、成り上がり活躍劇を描いた今作品「賢者の孫」は小説家になろうで連載を開始した、作者の吉岡剛先生の初のデビュー作でもあります。
生まれ変わりの転生を題材に、元サラリーマンが異世界で活躍すると言うお話。
転生もので多いのは、主人公が前世である現代社会に生きていた頃の知識を使い、異世界で成り上がっていくと言うストーリー展開を踏まえ、物語は進んでいきます、
でも今回の主人公は、現代社会ではありふれた、ただのサラリーマンでした。
恋人も無く、これと言った夢中になるモノも無く、灰色の人生を送っていた彼が、魔道の天才と言われ、かつて魔人すらも倒した、国の英雄である魔術師であるマーリンに拾われた事で、彼の転生後の人生が変わっていきます。
憧れていた剣と魔法の世界で、しかも育ての親はこの世界で上位の魔法使いと、天才の元で魔術を学び、彼の知り合い達に育てられ、成長した後には、常識はずれな魔法使いへと成長してしまったと、なんともチートぷりな人物へと成長してしまいました。
でも偏り具合の成長ゆえに、他の国家に知られてしまえば、利用されてしまうなどと、その存在を秘匿にさせなければいけないと、トンデモな人物になってしまっていました。
そんな縁もあってか、１５歳で国有数の魔術の学園に入学する事になってしまう主人公。
この世界の支流である魔法を使った道具などの製作にも長け、様々な魔法のアイテムを制作し、現代の知識を利用し、新しい発想の魔法などを構築し、はては人類の敵となる魔人すらも倒してしまい、やがて世界の命運にかかわる事になってしまうと、かつてのサラリーマン人生が吹き飛んでしまうぐらいに、二度目の人生を謳歌していきます。
生まれ変わったらと、そんな願望が多く詰まったライトノベル作品。
稀代の天才魔法使いの英雄となるのか、はたまた世界に脅威を与える魔人となってしまうのか、今後の展開が気になる内容に、主人公の無双ぷりが楽しめる作品です。
無敵の主人公が無双する魔法、異世界もの作品！
異世界に行きたいなーっと、ライトノベルを読みながら思っている人や、魔法や魔法道具を作る楽しさと、無敵な主人公が無双する作品を読んでみたいなーっと、思っている方におススメしたい作品が、この「賢者の孫」です。
毎日を同じ繰り返しの中で生きているせいで、すっかりと自分の人生に疲れていたと、何気に気持ちが解ってしまうと、社会でひたすらに働いている人ならば、一度は思ってしまう退屈で、すっかりと灰色に色あせてしまっている日々に疲弊していた主人公が、突如不慮の事故で死んでしまい、気づいたら異世界で生まれ変わっていたと、ライトノベルを読んでいたのなら、誰もが一度は憧れてしまう社会人の望む転生人生を、そんな日々に共感が出来る人の願望をありのままに描いてくれた今作品。
生まれ変わったばかりで両親を失うも、魔法の天才に教えられ、世界を救う英雄へと成り上がっていく痛快さと、可愛いヒロインに愛されてしまうなどなど、主人公の終始無双な痛快人生が読んで楽しめる内容になっています。
魔法が当たり前な世界に、現代知識を利用して、新しい魔法を創り出しては、周囲の人々を驚かせてしまい、はては英雄と成り上がりを見せ、世界の行く末に関わる人物へと成長してしまうと、そんな主人公の異世界生活に、憧れても叶わない気持ちを満たしてくれる、充実した内容になっています。
異世界へ転生し、無双な人生と英雄へと駆け上る、さえないサラリーマンだった男のサクセスストーリーを楽しみたい方におススメな作品です。
