タイトル | Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン― |
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原作・作画 | アロハ座長・ゆきさん |
出版社 | KADOKAWA / 富士見書房 |
フルダイブ可能となったVRMMOオンラインゲーム オンリーセンスオンラインで妹と姉、友人にせかされ始めた主人公。
サポートキャラを目指して、設定したはずの能力が実はゴミスキルと呼ばれる内容ばかりと判明。
しかしあきらめずに模索していくと意外な能力など隠された力に気がついていく。
Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―のあらすじ紹介
MMOオンラインゲーム「オンリーセンスオンライン」(略OSO)を妹や友人に誘われはじめた主人公「ユン」 リアルでは男なのに機械の補正で女性キャラにされてしまう。
さらに選んだスキルはゴミスキルと呼ばれΒ(ベータ)版では役立たずといわれるものばかりでした。
そんな不遇に見舞われ、一人でプレイすることを選んだユンは独自の研究などによりゴミスキルと言われたスキルの有用性や隠された力を身につけていく。
そしてサポートキャラとして色々なアイテムなどを作る生産職としての道を歩んでいくのでした
Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―のネタバレ・今後の展開
最初はゴミスキルを選び苦労していきますが、その独自の発見やアイテム作りなどによって、ゲーム内トッププレイヤーの友人や姉妹すらも驚くアイテムや力を身につけていきます。
金策に苦労しながらもやっと店が持て、なりゆきで知り合ったの生産職TOP3といわれる、マギ、クロード、リーリーと言われる3人ともつながりが出来、装備も充実していき彼女(彼)の知名度は本人が知らない間にどんどん上がっていき、店の売れ行きはそれなりに好調、センスも成長してサポートキャラとして充分な働きが出来、友人や仲間達からも頼りにされたり知らない参加者からギルド勧誘を受けたりと一気に有名になります。
おまけで本人には不名誉な「保母さん」という二つ名までついてこちらでも有名になります。
でも彼はソロプレイを好み、色々なアイテム作成や素材採取を楽しみ、たまに友人や妹に無理矢理クエストに参加させられたりとかもしながらも、最初は誘われて何気なくはじめたOSOですが、彼も暇を見つけてはログインして楽しむほどにはまり、楽しんでいくのでした。
Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―の読んでみた感想・評価
リアルでは男子高校生の主人公がゲームでは女の子の姿になってしまいますが、男性女体化属性というような露骨な感じはうけません。
リアルの知り合い以外は女の子として接しそこまで踏み込んだ表現はしてなく、普通の仲間として会話してるので、女体化属性が嫌いな人にも読めると思います。
そしてあくまでゲーム内の話なので、死んでも現実には影響はありません。
重すぎる欝展開もなく、まったりゲームを楽しんでいるお話という感じなので、巻をまたいでの話もありますが、一冊一冊を後味悪いような重苦しい雰囲気もなく読めます。
そして巻が進むごとに色々実装されるシステムとかにも対応するためにアイテムを作りますがボタン一つでアイテム作成とかでなく、本当に煮たり混ぜたりとかで薬などを作り、わずかな出来で変わってしまうアイテムとかゲームシステムが凄すぎます。
毎巻色々なイベントに参加するユンが仲間達とどういう風にゲームを楽しむのか?生産職としてだんだん成長していきながらも、保母さんという二つ名以外が付かなかったり女性扱いされたりのお約束パターンで面白おかしく時にシリアスもあったりしますが、ゆったり楽しめる作品になっています。
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王道MMO好きの方はこの作品がおすすめ!
VRMMO系と聞くと死ねば現実でも死ぬデスゲームというのが昨今の流行のお約束かもしれませんが、この作品はゲーム内での話しです。
死んでも少しステータス減少がしばらく続くペナルティがある程度。
死ねば現実でも死ぬとかいう重苦しい話が嫌いでもVRMMOみたい話は好きで、欝展開や血なまぐさい話、どろどろな展開が嫌いという方には向いてます。
主人公はバトル向きのキャラクターでなく生産職としてアイテムを作る道を歩んでますので、敵と戦うというよりゲーム内を歩き回り素材を採取とかして、それでどうすればいいアイテムが出来るのか四苦八苦というのがプレイスタイルですので、戦い以外がメインで楽しめる人、採取系クエスト アイテム作りの話が好きという人は好きになれます。
戦いはあくまで友人や妹達がやるので、主人公はあくまで彼や彼女達をサポートする側であり戦闘でも後衛組みです。
バトルなど王道なMMO話を楽しみたい人には妹編が別に発売してますのでそちらをご覧ください。