タイトル | アブソリュート・デュオ |
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原作・作画 | 柊★たくみ・浅葉ゆう |
出版社 | KADOKAWA / メディアファクトリー |
柊★たくみ 浅葉ゆうコンビによる学園バトルストーリー 焔牙(ブレイズ)と呼ばれる人間の魂を具現化させた武器。
その適性を持っていた主人公「九重透流」は焔牙の適性も持つ者のみが入学できる昊陵学園に入学する。
だがそこで待っていたのは常識とはかけ離れた世界だった。
アブソリュート・デュオ のあらすじ紹介
焔牙(ブレイズ)と呼ばれる人間の魂を具現化させた武器。
その適性を持っていた主人公「九重透流」は焔牙の適性も持つ者のみが入学できる昊陵学園に入学する。
しかしそこで待っていたのは常識とは程遠い世界だった。
入学式会場で退学がかかった焔牙を使い同級生と対決させられる事に。
なんとか生き残るもデュオと呼ばれるコンビ形成というルール、仮で席が隣同士で組むのを強要され彼の隣は銀髪の美少女 ユリエ・シグトゥーナだった。
異論を唱えるも拒否され彼女と組む事に。
ここより彼と彼女の長い戦いの物語がはじまったのだった。
アブソリュート・デュオ のネタバレ・今後の展開
主人公「透流」がこの学園に入学したのは適性があったからではあるが、それだけではない。
彼の目的は妹を殺したかつて友人だった幼馴染に復讐することだった。
そして正式にデュオとなったユリエも透流同様に父の敵を追う復讐者(アベンジャー)だった。
透流は学園生活の中でも異例の速さでレベルを上げていき、仲間も増え世界の裏の組織などの戦いに何度も身を投じていき普通の人を超える実力をつけていった。
死線をいくつも潜り抜け実力もついてきたころ彼は偶然にも妹を殺した仇と対峙する。
焔牙という異能を得て学園の訓練で体も鍛えられ強くなったはずだった透流だが、簡単にあしらわれてしまう。
実は相手は焔牙すら超える力を持つ能力者だった。
あっけなく瀕死の重傷に追い込まれてしまう。
かろうじて一命をとりとめるがいままでの努力を無に帰され敗北という現実に絶望する透流。
だが仲間達やユリエの助けによりなんとか復帰でき、今度こそ負けないことを誓うのだった。
アブソリュート・デュオ の読んでみた感想・評価
この柊、浅葉コンビが好きで読み始めたが、3巻あたりまでは許容できてましたが以降が話の動きがワンパターン化してしまっているのは残念です。
序盤わずかな日常→訓練→空気を読まず敵介入→透流達より格上→機転やパワーアップで撃退→裏(組織)で「すべてはシナリオ通り・・」のような会話と第一部はこんな感じでグダグダになっていってしまいます。
二部になったら、裏組織が表立って関わってきて透流達も自分達が知らないとこでこんなに動きがあったんだと驚くくらい色々な組織が関わってきて多少話は盛り上がりますが、展開的には同じパターンなのは少し残念です。
3部は一気に伏線回収に走っています。
いままでのを読み返してみるとさりげなく伏線が張られてたりと読み返してみると面白い点が多々ありました。
1巻ずつ読むとグダグダ感を感じてしまうかもしれませんがまとめて読むとストーリーの流れがはっきりとわかりますのでまとめて読む事をお勧めします。
柊、浅葉コンビの話が好きな人は楽しめます。
まずお決まりですが柊、浅葉コンビの話が好きな人。
この二人を有名にしたのは美少女ゲーム「Aster」という作品であり、ご都合主義やお約束もない世界の不条理を描き奇跡はなくても希望はあるよ。
というのをテーマにしたものすごく重すぎる作品ですが、この作品にもそういう色が出ていますので、人気が出そうなキャラでも遠慮なく殺す。
後味が悪かろうがなんだろうが関係ないというくらいご都合主義はないです。
特に第二部ラストは後味がかなり悪いです。
そういうのが大丈夫という人なら読めると思います。
絵は綺麗ですが、1巻が出たのが今のラノベの傾向「俺TUEEE」系ではないので今の時代だと異色で読み手を選ぶ作品です。
1巻の初版をとった人は大抵はAsterを知ってる人のはずですので覚悟をして読んでると思いますが、これから読む人、アニメ化もしてますのでアニメから知ってこれから読んでみようと考えてる方がは重すぎてシリアス傾向作品というのを理解して読むべきでしょう。