ミニスカ宇宙海賊のネタバレと感想【無料立ち読み】

ミニスカ宇宙海賊

タイトル ミニスカ宇宙海賊
原作・作画 笹本祐一・松本規之
出版社 朝日新聞出版/文芸

加藤茉莉香15歳。

鯨座宮たう星系・海明星に住む、白凰女学院に通う、普通の女の子。

無遅刻に無欠席な努力家の彼女の元に、ある日届いた父・ゴンザエモン加藤芳郎の訃報。

しかも父親は……宇宙海賊船・弁天丸の船長だった!?

私掠船免状と家業を継ぐ為に、茉莉香は女子高生と宇宙海賊船船長としての生活する事となってしまう。

これはそんなミニスカ宇宙海賊JKのスペースなオペラの物語である。

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ミニスカ宇宙海賊のあらすじ紹介

人類が宇宙へと進出し、発見した人の住める星々に移住をし、幾多の歴史と衝突を繰り返しながら、星間国家や植民地惑星などが誕生し、緩やかな安定の時代を迎えていた時代。

鯨座宮たう星系に浮かぶ、地球によく似た環境を持つ、澄んだ海の惑星である海明星に住む加藤茉莉香は、母親である加藤梨理香と共に、穏やかな日々を過ごして居ました。

茉莉香はどこにでもいる普通の15歳の女子高生。

成績優秀と無遅刻無欠席。

また必須科目である宇宙機の操縦シミュレーション成績も優秀と、非の打ちどころの無い優等生として、またそれを鼻にかける事も無く、周りから好かれるなど、恵まれた日々を過ごして居ました。

そんな彼女の元に、ある日に届いた父・ゴンザエモン加藤芳郎の訃報。

死んだと思っていた筈の父親は、つい最近まで生きており、しかも驚くべき仕事を生業としていた人物だったと知ってしまいます。

それは……なんと海賊免許こと私掠船免状を政府から許された、合法の宇宙海賊だったのです。

しかも後継ぎとして、宇宙海賊船「弁天丸」の船長になる羽目にと、彼女の学園生活は大きく変わってしまう事となってしまいます。

ミニスカ宇宙海賊のネタバレ・今後の展開

自分の死んだ筈の父親が、まさか宇宙海賊と驚愕の事実を知らされてしまう茉莉香は、なんと自分の母親の梨理香も昔は伝説的な女海賊ことキャプテン・リリカだったと知らされてしまいます。

宇宙海賊の家庭に生まれたと知ってしまった茉莉香ですが、宇宙海賊といっても、それは政府から容認された、合法の宇宙海賊だったのです。

それは茉莉香が生まれる前の、百数十年前の独立戦争時に遡ります。

植民地支配を受けていた政府は、独立の為に銀河帝国に宣戦布告しますが、何分戦力が足りないと劣勢に立たされてしまいます。

その戦力差を埋めるために、植民地側の政府が行ったのが、私掠船免状こと海賊免許の発行でした。

非合法である宇宙海賊を政府公認としたうえで、銀河帝国の通商航路の破壊と遊撃を任務として宇宙海賊を使っていました。

そして独立戦争は植民星連合が銀河帝国に併合される形で終戦を迎えてしまいますが、戦争時の混乱の為に海賊免許の有効期限が設定されていませんでした。

また政府も公認海賊行為に対しての廃止もしないまま、政府公認の海賊であると、いつしか世襲制になってしまい、厳格な規則に縛られた軍属の一部として容認される事となってしまっていました。

平和な時代においては保険会社や船会社からの依頼でアトラクションとして豪華客船襲撃や、星系軍の演習の手伝いや、その他の任務など、免許があるが故に規則のある合法の宇宙海賊と奇妙な稼業。

その跡取りとして宇宙海賊の船長になる事となってしまった茉莉香は、自分の父親の遺した家業を継ぎ、宇宙海賊の船長として学校生活と両立しながらに宇宙海賊を勤める事となります。

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ミニスカ宇宙海賊の読んでみた感想・評価

「妖精作戦」や「ARIEL」など、SFスペースオペラのライトノベル作品の第一人者として知られている笹本祐一先生による、新感覚のSF作品でもある「ミニスカ宇宙海賊」は、2010年代を代表するSF作品とも言えます。

宇宙海賊と言えば「宇宙海賊キャプテンハーロック」などで、宇宙の海を巡る高潔な宇宙海賊をイメージしてしまうなど、どこかお堅い印象がありました。

そんな高潔なイメージから一転して、気軽にまたライトポップな感じで描かれている「ミニスカ宇宙海賊」は、女子高生の15歳の主人公・加藤茉莉香を中心に、お仕事で明るく穏やかに宇宙海賊をしていくと、気軽なノリで描かれています。

海賊船・弁天丸のクルーや学園の仲間達など、どこかアットホームな学園ドラマの要素を盛り込みながらに物語は進んでいき、またSFスペースオペラ作品としての、宇宙を題材にしたSF要素もしっかりと取り入れ、物語を深く楽しめる内容にしてくれています。

銀河帝国の陰謀や、星系間の国家の問題など、SFスペースオペラならではの展開など、SFの要素をしっかりと押さえ、それをどことなく重くせずに、明るいイメージで描くなど、実に面白みに満ちている今作。

本来重く堅いイメージが付いていた「宇宙海賊」のジャンルを柔らかくし、どことなくに男臭いイメージが付いていた呼び名を和らげてくれた「ミニスカ宇宙海賊」は、新感覚のSF作品として読める楽しさを持つ作品とも言えます。

テレビアニメ作品である「モーレツ宇宙海賊」の原作

今回紹介する「ミニスカ宇宙海賊」は、あのテレビアニメ作品である「モーレツ宇宙海賊」の原作ともなったライトノベル作品。

アニメは知っているけど、原作は知らないと、そんな人に是非読んでほしいのがこの作品です。

アニメとの相違点を確かめるなどは勿論の事。

純粋なSF作品のスペースオペラとしての魅力が凝縮され、今の人にも十分楽しめる新感覚のSFライトノベル作品とも言える「ミニスカ宇宙海賊」は、今までにあったSFライトノベルの中に、学園生活を入れた事で、別角度のSFとして成立させた作品とも言えます。

普通の女子高生だった主人公が、自分の親は宇宙海賊と、一見すれば重そうな設定かと思いきや、実は宇宙海賊は政府容認の合法海賊と、海賊なのに犯罪行為をしないと、エンターテイメント性の高い内容。

そして女子高生らしい学園生活を通して描かれるドラマ感のある内容や、星間国家に関わる歴史と政府や企業の陰謀に挑むなど、スペースオペラの魅力を十分に詰め込み、物語をよりドラマチックに描いています。

難しい、そして思いSFのシリアスな内容に傾倒せずに、遥か未来の宇宙の時代に生きる女子高生とその仲間達の波乱万丈の日々を、ファンタジーSFの要素を織り交ぜ、独特なテイストでスペースオペラとして物語を面白くする笹本祐一先生の演出が光る今作。

2010年代を代表するSF作品としても恥じない程に、実に面白い内容で纏められている作品です。

そんな新感覚SF作品は、今まで見たSF作品好きな人を納得させてくれます。

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