ストライク・ザ・ブラッドのネタバレと感想【無料立ち読み】

ストライク・ザ・ブラッド
タイトル ストライク・ザ・ブラッド
原作・作画 三雲岳斗・マニャ子
出版社 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

「真祖」強大な力と不老不死の身体をもつ吸血鬼の祖。

世界に三人しか確認されていない魔族の頂点である。

そんな中一人の高校生が四人目の「真祖」となった。

魔族を集めた行政特区である絃神市に住み真祖であることを隠しながら生活する主人公暁古城。

しかし世界のパワーバランスにすら影響を与える個人を政府が黙っているはずはなかった。

これは真祖になった少年とそれを調査にきたある少女の出会いからはじまる物語。

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ストライク・ザ・ブラッドのあらすじ紹介

四人目の真祖は都市伝説だった。

本当に存在するかもわからない曖昧な存在。

曰く強大な十二の眷獣を使役し災厄をまき散らす。

曰く一切の眷属は持たずそれでもなお世界で最強の者。

人々に「第四真祖」と呼ばれまことしやかに囁かれる生ける伝説です。

そんな伝説を日本の特務機関「獅子王機関」は調べその一端を掴むことに成功する。

しかしその存在はあまりに危険。

第四真祖が関わったと思われる事件はすべてが大惨事でした。

第四真祖の名は暁古城。

魔族を集めた研究都市である魔族特区に住む高校生でした。

機関は直接の接触を試みるため一人の少女を派遣します。

人間の特殊能力者「剣巫」見習いの姫柊雪菜です。

任務は暁古城を監視し危険なら抹殺をも厭わず実行すること。

獅子王機関秘奥の対魔族必殺の武器「雪霞狼」を支給され死をも覚悟した任務が始まります。

ストライク・ザ・ブラッドのネタバレ・今後の展開

主人公暁古城はある事件によって「第四真祖」と呼ばれる吸血鬼になります。

しかし強大な力に振り回されず普通の高校生活を送っていました。

吸血鬼ですから日が昇っている間は眠くなり夜は活性化しますが特に弱点というわけではありません。

学校に遅刻したり宿題ができなかったりするのは本人の性格か? そんな生活のなかギターケースを担いで自分を尾行してくる怪しげな女子中学生を発見します。

綺麗な少女ですが顔に覚えはなく心当たりはありません。

「妹の友人か」それとも。

これが長い付き合いになる少女、姫柊雪菜との出会いでした。

「あなたを監視しに来た」そう告げる姫柊に真祖の件であることを察する主人公。

しかし過去の第四真祖絡みの事件は主人公には関係なかったのです。

そもそも真祖になる方法は二つ。

古の神々が使う古の呪いと真祖そのものを吸収、融合すること。

主人公は数か月前に第四真祖を降し真祖となったある意味異色の存在でした。

主人公を監視するなか微妙にだらけていて高校生としては真面目とはいえない生活態度。

けれどある面誠実で普通の高校生であり人類に仇なす存在には見えない主人公。

その姿勢に悪く思えなくなる姫柊は次第に態度を軟化させます。

そんななか絃神市では魔族を襲撃する謎の事件が多発していました。

主人公たちが遭遇する謎の襲撃者「殲教師」と「人工生命体」。

彼らは何を目的に魔族を狙うのか?

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ストライク・ザ・ブラッドの読んでみた感想・評価

主人公は先代の第四真祖の能力を受け継いでいます。

神に近い真祖をどうやって降したのかは謎ですが先代の真祖は不老不死を呪いだといっているようです。

「不老不死」は人間が長年探している悲願の目標です。

しかし一人だけ不老不死なのは幸福なことなのでしょうか。

年月が経つにつれ自分以外の周りはいなくなっていきます。

百年を超えて付き合ってくれる者は稀でしょう。

それは自分が置き去りにされているように感じるのかもしれません。

死ぬことができない。

それはまさしく呪いになってしまいます。

そのあたりが鍵になっているのかもしれません。

主人公は自分の力は大きすぎて扱い切れないと感じているようです。

普通に生活していく主人公にとって強大な攻撃力や不死はそれほど役に立つものではないのです。

実際仕方ないとはいえその能力を開放して結果的に破壊した倉庫街の被害総額五百億円にはびっくりしています。

不老不死ですが賠償させられれば何百年かかるか分かりません。

常識的な主人公ですので人生詰んでしまうでしょう。

作中に人間でありながら魔族を襲撃しある目的を達成しようとしている敵が現れます。

彼は人工的に作られた生命体をさらに強化し旧世代から生き続ける吸血鬼さえ倒しています。

彼の目的とは。

「立ち去るがいい第四真祖よ。

これはこの絃神市と我々の聖戦です」。

吸血鬼ものですがそんな枠に捕らわれない魅力ある作品

吸血鬼ものですがそんな枠に捕らわれない魅力ある作品です。

オリジナル設定ですがそこかしこで描写される雰囲気は物語に引き込む要素満載です。

理不尽で狂気にかられた敵などではなく極めて人間的な理由を持つ敵の存在。

主人公最強ではありますが敵側も上手く立ち回ってヒロインが活躍しています。

主人公最強はあくまで素質的な問題で力の使い方が未熟なところを上手く描写しています。

いつもの主人公無双ではおもしろくないと感じている人にお勧めします。

そうじゃなくてもついつい引き込まれていくでしょう。

実際この先も真祖たちが三人はいます。

その上第四真祖の謎を加えるとお話は長くなるでしょう。

設定の緻密さからこの作品の続きも期待できるものとなるでしょう。

オリジナル設定の吸血鬼の眷獣は召喚魔獣のようでどんな最強生物がでてくるか興味が湧きます。

作中にでてくる獅子の黄金以外の眷獣によって戦い方も変わってくると思います。

最後にヒロインの描写はとても良かったと思います。

この続きもとても読み応えのある作品であるといえます。

興味がありましたらご一読を。

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