| タイトル | 無職転生-異世界行ったら本気だす- |
|---|---|
| 原作・作画 | 理不尽な孫の手・フジカワ ユカ |
| 出版社 | MFブックス |
３４歳の無職ヒキニートが死んで異世界に転生し、前の人生を後悔して異世界で一生懸命生きていく話です。
よくあるチートで異世界でブイブイ言わせる感じではなく、主人公は魔法の才能はありますが、努力で苦難を乗り越えて行く感じです。
無職転生-異世界行ったら本気だす-のあらすじ紹介
主人公は親の死をキッカケに家族に家を追い出され、途方にくれている時に、トラックに轢かれそうになっている人を見つけ、助けようとして轢かれて死んでしまいます。
死んだあと気づくと自分が赤ん坊になっており、そこが異世界だと分かります。
そこは剣で戦ったり魔法があるような世界で前の人生で生き方に後悔していた主人公は今度の人生こそは一生懸命生きて良い人生をおくると決意します。
そのあと、主人公は幼少期を魔法の訓練や剣の修行にあてて力を付けていき、周りの人たちに将来を期待される子供として成長しています。
そのあと、主人公は魔法学校に通うための条件として両親に上級貴族の令嬢の家庭教師をやるように言われ、街に行きます。
無職転生-異世界行ったら本気だす-のネタバレ・今後の展開
家庭教師の相手はグレイラット家という貴族の令嬢で、実は主人公の親戚だと言うことが分かります。
初めて合った令嬢のエリスはとんでもない乱暴物で気に入らないと男の主人公でも殴りかかってくるような暴力女でした。
主人公は最初なかなかエリスと仲良くなれませんでしたが、エリスが誘拐される事件をキッカケに家庭教師や剣の稽古を通じて仲良くなっていきます。
ある日主人公がエリスたちと魔法の練習をしていると空が光、主人公が住んでいた地域は大規模な転移事件にあい、そこに住んでいた大勢の人が世界中の他の場所に転移されてしまいます。
主人公とエリスは魔大陸という、世界で一番過酷な大陸に飛ばされてしまいます。
そのとき、主人公が寝ているときに話かけてくる正体不明の神「ヒトガミ」のススメを聞き、スペルド族のルイジェルトと魔大陸を旅して故郷を目指すようになります。
スペルド族は昔の戦争で操られ敵味方問わず皆殺しにし、世界中から恐れられ嫌われていました。
その汚名を返上するためにルイジェルドは旅について行きました。
主人公はルイジェルドとの考え方の違いやアクシデントで大変苦労しますが、なんとか三人で魔大陸を横断し、密輸船に乗って海をわたります。
無職転生-異世界行ったら本気だす-の読んでみた感想・評価
このあと密輸船で渡った先で攫われ、奴隷にされそうになっている獣人の子供を助け、犯人に間違えられ獣人の村に連れていかれ、牢に入れられたり、誤解が溶けて獣人の村で滞在したりします。
そのあと次の街で生き別れていた父と妹と再開します。
思いのすれ違いで父と喧嘩をしますが仲直りし、大陸を渡ります。
ヒトガミの御告で王国に義母とその娘の妹が捕らえられていることが分かり、助けに行きます。
一度罠にハマって捕まってしまいますが、ザノバ王子の助けもあり、義母たちを助け出します。
そのあとも主人公たちの旅は続き、旅の終着点である故郷もわずかと言うところで、七大列強と言う世界で強い人物ベスト７の第二位で実質世界最強である、オルステッドと出会います。
オルステッドはヒトガミを嫌っており、主人公はヒトガミと繋がりがあることがバレて殺されそうになってしまいます。
エリスとルイジェルトはすぐ無力化され、主人公も抵抗しましたがほとんどダメージを与えられず殺されてしまいます。
ですがオルステッドと同行していた人物の助言で生き返らせてもらい、故郷へとたどり着きます。
故郷に付きましたが転移事件のせいでエリスの家族は全員死んでしまっていました。
そのあと、慰め合うような形でエリスと結ばれるのですが、エリスは今の自分では主人公に釣り合わないと旅立ってしまい。
いきなり旅立たれた主人公は放心してしまいます。
そのあと、なんとか父に母を探すように頼まれていた事を思い出し、再び旅にでます。
よくある異世界に主人公が転生してチートでやりたい放題する感じなのかなと思いながら、読んでいたのですが、そんなことはなく主人公の苦労が現実的に書かれており、個人的には一番好きな異世界系ラノベです。
異世界物が好き、でもチート無双苦手という方にオススメ
このラノベは「小説家になろう」というweb小説サイトに掲載され、そこからラノベになりました。
そのサイトの総合ランキングの中ではずっと一位に君臨し続けています。
異世界物が好き、でもチート無双はあんまり・・・という方にオススメです。
私は異世界転移、転生物のラノベをよく見るのですが、ほとんどの物は「問題が起きる」→「主人公がチートで解決」と言うパターンでそれが嫌いという訳ではなかったのですが、そのパターンに飽きてきていたところにこのラノベと出会い、ドハマリしました。
笑える要素も沢山あり、元ヒキニートの心境や突飛な行動言動、他の登場人物たちも人間味があって面白いです。
幼馴染のシルフィエット、家庭教師のロキシー、貴族令嬢のエリスたちヒロインもまたそれぞれタイプが違い、個性的でよかったです。
作画担当フジカワ ユカさんが描かれる、ヒロインたちも可愛くて良かったです。
また主人公が魔法や剣などだけでなく、色んな人たちと出会い、色んな問題を解決していくなかで、人間として成長し、家族や仲間たちを大切にするようになっていくのも良かったです。
転移事件で生き別れた父と再会して喧嘩して仲直りするところが特に感動しました。
