タイトル | 護くんに女神の祝福を! |
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原作・作画 | 岩田洋季・佐藤利幸 |
出版社 | 電撃文庫 |
この作品の世界観は魔法学園ラブコメディです。
魔法を教える学校に入学した主人公に一目ぼれしたヒロインと、そのヒロインの魔法の実力に差があり、追いつくために主人公が頑張って努力していく姿。
真摯な姿勢、心が読んでいて元気をくれます。
護くんに女神の祝福を!のあらすじ紹介
この護くんに女神の祝福を!のあらすじですがまずヒロインの鷹栖 綾子が超強いですw
そのヒロインが一目ぼれというのだから主人公の吉村 護もさぞかし強いのかと思いましたが、特に目立った能力もなく、平凡ですw(はじめは)
そんな二人が出会ったのは、主人公の護くんが、東京ビアトリス総合大学附属高校に入学し、初めて登校していたときに、桜吹雪の中に一人たたずむとても美しい女性に目を奪われてしまった護くん。
これまでに見たこともない美しさに、時間を忘れて目を奪われていました。
そして何秒、それとも何分と見ていたか分かりませんが、じーっと見続けていたせいか、相手のヒロイン 鷹栖綾子と目が合ってしまいました。
そして次の瞬間
「あなた!わ、私と付き合いなさい!!」
護くんに女神の祝福を!のネタバレ・今後の展開
そして主人公の護くんとヒロインの綾子は付き合い始め・・・ませんw
というのがこの吉村 護くん。
自分の魔法、勉学、体力と綾子とまるで釣り合っていないから付き合うわけにはいかないとのこと!(ただし高校入学時の魔法適性は学年2位とのこと)すごいですよねー。
普通に考えるとなんの欠点もない彼女(例えば彼氏)から付き合ってくれなんて言われると即OKだと思いますw
そういう真面目で真摯な性格の主人公は、まず綾子に何かで追いつこう、それか役に立てないことはないかと探し始めます。
反対にヒロインの綾子は、はじめは交際を申し込んで断られてしまい、すごいショックを受けてしまうが、すぐその場で護くんの断った理由を聞くことにより、深く納得することが出来ました。
綾子のその時の心情を深く書かれてはいませんが、物語を読んでいる身としては、綾子自身すごくホッとしたのではないかと考察しております。
この二人を中心に、様々な事柄が周りを取り巻きます。
そしてその中で、一番初めに関与し、深くかかわり始めるのが生徒会となっております。
この生徒会に綾子も所属しており、護くんも生徒会役員になります。
そして護くんが生徒会役員になった経緯は生徒会長の「面白そうだから」が理由ですw
護くんに女神の祝福を!の読んでみた感想・評価
この護くんに女神の祝福を!を読んでみた感想ですが、圧倒的強さを持ちながらも、護くん大好きで口は悪くて根は優しい綾子、真面目で真摯、社交的な護くん。
この二人の距離感がとても初々しく、見ていてニヤニヤしてしましますねw
こんな二人を回りは応援してくれる人、逆に綾子を嫁に迎えると別のキャラクターが出てきたり、季節折々のイベントはもちろん、まさかの護くんをヒロインの綾子と別の新規キャラクターが取り合いになったりと、様々なイベント盛りだくさんで見ていて飽きません!単純に護くんと綾子が生まれてこの方異性と付き合ったことがないので、近寄り方、相手が話さないから聞かないなど、本当に初々しいです。
特に1巻からあるデートでレストランに入り、デザートのパフェを綾子が護くんに「あーん」をしてあげるところは王道ではありますが、やはり見ていて楽しいですw
そしてそのあーんをしている綾子が緊張しているし、もちろん護くんも戸惑っているシーンはなんと!イラストがあるので、余計に読んでいるこちら側もその緊張感というか、恥ずかしさが伝わってきますww
そんな中、周りから視線があると思うと、生徒会の面々が二人のデートを覗き見ていてよく茶化しては、楽しそうにしているのが生徒会の面々は仲がとてもいいもの好印象ですね。
ただそんな仲のいい生徒会ですが、一つの事件が発生した際、綾子の命が狙われます。
しかもその事件の関係者が一人、生徒会役員の中に一人いるのです!
なぜ?理由は?どうして・・・?本当に仲がいいんです・・・
王道な魔法学園ラブコメ読みたい方は是非
魔法学園ラブコメディということなので、結構皆さんご存知の通り、王道だと思います。
なのでまずは大まかに、そういう王道が好きな方が読めれるのがいいと思います。
その中で、主人公が~ではなく、主人公とヒロインの二人の関係、やり取り、二人を合わせて読めるとこの本はハマる人には本当にハマると思います。
今では数多くのラノベがありますが、その中でも、王道の中でもなかなか類を見ないような作品だと、読んでて感じたところもあります。
普通に考えて、主人公が強くてヒロインを守る。
逆にヒロインが強くて主人公が守られる。
この本が入るカテゴリーとしては後者ですよね。
そして一般的なラノベだったら、主人公すぐ強くなっちゃいませんか?本当は隠された能力があったり、めっちゃ強い武器が手に入ったりと。
しかしこの護くん。
魔法適性2位という能力があっても、全然生かし切れてませんw
しかも結構長い期間生かしきれません。
だからその生かしきれてない魔法だけでなく、勉強や体力をヒロインに近づけるためにたくさん努力します。
最初は自分だけで。
自分だけで!と思っていた護くんですが、生徒会の仲間、クラスの仲間、そしてヒロインにも支えられながら、協力してもらいながら頑張って努力していく様は読み手もつい応援したくなっちゃう様な作品です。